一年分のブログを製本して持っておくのは去年はじめて試みたことで、それを今年も MyBooks.jp にお願いしてやってもらう。

一冊にまとめるにはページ数が多すぎていけないというので、半年ごとにわけて二冊にする。テキストだけのものだから白黒印刷で注文して、およそ五五〇ページ。二冊を刷るのにあわせて五五〇〇円。

一週間とすこしで届いた本を寝る前にすこしずつ読む。まだ東京に住んでいたときのことで、冬の終わりには気鬱になっていることを自覚しながらうまくごまかそうとしていたな。春になれば、もうすぐ引っ越すことは心に決めて、あちらへこちらへと精力的に出かけていた。野方図書館の本もよく読んだ。

コーマック・マッカーシーの小説を読んだことをうれしくおもいだす。読了からしばらくのあいだ、模倣するというほとの自覚もなくその文体を伝染させられていたことに気づく。やがて消えるだけの一時的な癖にすぎなかったけれど、その短い一時期はわりとうまく書けていたようにみえなくもない。

気分はなにかと変わるもので、変わっては過ぎていくだけのその痕跡ばかりでもわずかに残して感じとれるのは恵まれたことだ。